宝塚市仁川駅の求人・アルバイト談|大学教授のアシスタント

宝塚市の仁川駅から徒歩15分くらいの大学に通っていました。当時4回生でした。後期に入る頃、私は就職の内定をいただきましたが、大学にも名残惜しい部分がありました。就職先は希望通りの職種でしたが、実践としてできるのかという不安もありました。

 

そんな中、教授づてに、アシスタントの求人を出している研究室がありました。私にとって、きっと勉強になる教授でしたが、就職が内定している事と、とても厳しい教授であるという事に悩みました。就職先は、1年待ってくれるという有り難いお返事を頂いたので、その研究室に、1年後には内定を頂いている会社に就職する予定という事を伝え、面接を受けました。

 

それから、教授の元で、アシスタントをさせていただく事になりましたが、私の学生気分をどこか感じ取っておられたのか、「あなたは、学生じゃない。お金をもらって仕事をしている責任感を持って行動するように。」とまず、言われました。初日から、3ヶ月間は指摘されない日はありませんでした。他の研究室のアシスタント達や、教授に心配された事も多々ありましたが、実際のところ、厳しい教授と聞いていたという事と、彼女の経歴から、実際社会に出たら実践に繋がると思っていたので、全く気にならなかったです。

 

朝、宝塚駅から電車に乗って仁川駅につくまでに、一日のスケジュールを確認し、研究室に着くとすぐに掃除、学生の授業の準備を整えます。そして、お茶の用意をして教授を待ちます。その後は、講義の前の出欠、課題の回収をします。そして、講義は一緒に参加して、お昼の準備、午後から残っている講義をして、1日の確認、打ち合わせ、次の講義の準備をします。その間に、教授の研究の手伝いをし、彼女が帰ってから、掃除、自分の時間になります。最初の頃は、クタクタになりました。

大学内だけでの仕事ではなく、持ち帰りも結構ありました。お茶もまずい、と言われ、あちゃーと思っていると、彼女は1万円を私に渡し、お茶の専門店に行って、お茶を出す相手の事を考えてきちんと茶葉を買ってきなさい。と言われました。それから、お茶に関しては、美味しい、と言われるまでに、半年かかりましたが、とても勉強になりました。

 

ちょうど半年くらい経つと、私も負けていません。教授にどんどん意見し、自分が1日のスケジュールを管理する!くらいの気持ちで、仕事に関わるようになりました。そう思えたのは、教授のご指導もありますが、学生と教授の架け橋にもならないといけない、と思えたからです。教授の思いも、学生の思いも分かるチャンスがある立場にいたので、それを双方に伝える仕事が大切なのではないか、と思うようになりました。それからは、時間のある時は、他の研究室に遊びに行くようにしては、情報収集もしました。教授には、宇宙人がやっと人間らしくなってきた!とからかわれましたが、私も、宇宙人を相手にするには、人間らしくなって違う土俵から冷静にならないと!と言えるくらいいい関係になれたと思います。

 

基本的には、仕事とプライベートは別にしたいタイプなのですが、時折、教授は、宝塚市に住んでおられたので、私が行けないようなお店でごちそうを振る舞っていただいたりしました。私は、そういう事も含めて、教授は私を育ててくれたのだと思います。○○研究室に居た、と言われる人間が、どうしようもないと困る、みたいな事を言われておられましたが、私が社会にでていく事を踏まえ、先輩として教えてくださっていたのだと思います。

 

彼女は、あまり大学で交流をとられる方ではありませんでしたが、学生の事はとても真面目に考えておられて、学生の課題にも真剣に評価をつけておられました。中には、真面目にしていない学生も見受けられましたが、その課題から、学生の個性をとらえようとしていたようにも感じます。そのブレない姿勢に、感心しました。

教授の授業には、講義だけでなく実技もありましたが、講義は、内容によって、ビデオを見る事もあり、このビデオだけは苦痛でした。同じ講義がクラス分けされているので、4回あったからです。同じビデオを4回、そしてその前に、1回見ておかないと講義内容が分からないので、計5回になります。講義自体は、学生が違えば変わってくるのでおもしろいのですが、4回目のビデオは、ウトウトしないように必死だった思い出があります。

 

1年限定のアシスタントというアルバイトでしたが、濃い内容となったと思います。自分の母親よりも上の方と、密に接し、時にはとても厳しく、時にはとても分かりづらい優しさに包まれて、自分に甘くなりそうな時に、きちっと律してくれる、そんな彼女の側で仕事ができ、学生から社会に出る前にその経験ができた私はとてもラッキーだったと思います。1年が経ち辞める時、教授に、社会にでるまでに間に合った、と言われ、2人で笑いました。名残惜しい気持ちでいっぱいでしたが、彼女に、しっかり社会人をしてきなさい、と言われ背中を押していただきました。

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